こんな本を読んでいる

 

革新幻想の戦後史

革新幻想の戦後史

結構、評判がいい本なので購入して、ゆっくり読み始めた。しかし今のところ、あまり面白くない。今さら「革新幻想」の悪口を書いても仕方がないだろう。昔、永六輔中山千夏らの一派が選挙に出たとき「革新自由連合」と名乗った。さらに昔、「革新統一」という言葉が輝いた時期もある。あの時代の「革新」の輝きの理由を改めて考えてみたいと思って読んでいるのだが、今のところ、よくある「進歩的文化人」の欺瞞を暴く、といった調子の域を出ていない。こういう文章って、方向を変えればそのまま「○○は素晴らしい」に変わってしまうと考えている。
日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951-1964 (講談社選書メチエ)

日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951-1964 (講談社選書メチエ)

最近、60年安保闘争について考える機会があったので、あえて読んでみた。それこそ「革新」にとって、60年安保というのは建国神話みたいなものだから、あえて逆コースから攻めてみた。
肉食妻帯考 日本仏教の発生

肉食妻帯考 日本仏教の発生

これは趣味の本。

今かかわっている仕事が、かつてオールド左翼系だった法律事務所の仕事で、組合関係者などと話す機会も多い。そこで出会う人々と話すうちに、いろんな温度差や体質の違いを実感する。政治屋の汚さも目にする。その中で、自分で考えていきたいと思っている。