匿名ブログの良さ

このところ、フェイスブックにばかり書き込んでいる。メーラーを開くと、知人が「いいね!」と言ったとか、コメントをつけたとかお知らせが入るので、ついついそちらで時間をとってしまう。
あちらは実名公開なので、表現も考えてしまう部分がある。触れてはいけない話題もある。
その点、こちらでは匿名の気楽さで、いろいろ本音を書ける。フェイスブックは、少なくとも私にとっては、営業や社交の場である。
真剣に考えたことを記しておくのは、こちらである。

私の住んでいる前橋市で、市長選挙があり、市長が交代した。選挙前、周囲の大多数の意見は、現職も嫌だが、今回当選した人物にも投票したいとは思えない、というものであった。その意味で究極の選択のような選挙だった。
今回の現職敗北の一因として、前にこのブログに書いた収納課の苛酷な取り立ての実態があった、と思う。私自身、選挙で現市長を引きずり下ろしたいと、本気で思った。国民年金の支払日を狙った預金の差押も聞いていた。さらに、収納課に相談に行った際の、極悪人扱いのような態度、人の話をきかない若い課員の物言い・・・。みんな絶対に恨んでいたと思う。
さはさりながら、今回の選挙の結果には疑問が残る。当市では、ようやくさまざまなプロジェクトが緒についたところである。これまでの痛みに対して、ようやくそれらの成果を享受できるところまできていた。にもかかわらず、苛酷な滞納税の取り立てに対する恨みを理由に、なんのビジョンも示せない候補者を勝たせて良かったのだろうか。