クラス会の幹事及び疲れた現代人

 実は去年、クラス会を開く予定だったのですが、行政書士会の新人講習会で、同窓会で営業をかけると仕事が増えるよ、との声が多かったので、やめました。そんなさもしいことができますか。
 というわけで、今年はクラス会の幹事をかって出て頑張っています。ただでさえ忙しいのに、メールを送ったり、場所を確保したり、とやるべきことが多くて、・・・うれしいです。
 ですが、さすがに本を読む時間がとれなくなってきました。

村崎百郎の本

村崎百郎の本

 ほとんど知らない人なんですが、仕事柄、こころを病んでしまった人たちとお付き合いすることが多いので、興味がありました。
 当法律事務所に駆け込んでくる人の三分の一くらいは、尋常な精神状態ではない様子です。その後、面談を重ねたりするうちに落ち着いてこられる方が多いですが、ずっとそのまま思いつめている方もいます。お話を伺っても、法的救済は不可能と思える事案を抱えていらっしゃるのですが、その方からその事案を取り上げてしまうことは、むしろその方の生命エネルギーを奪うことになるような気もして、なかなか引導を渡せません。ただ逆の立場で、被害妄想からくる過剰反応で濫訴気味の相手方もいます。正直、応訴させられる方が気の毒です。だからお話を聞いてあげて帰ってもらうことが多くなります。
 うちのクラスの旧友たちも、お話をきけば似たようなものかもしれません。