お盆です

 法律事務所で大忙しで働いています。収入はともかく、いろんな案件をこなしています。行政書士と違って、相手方との交渉がメインだから、押したり引いたり。ボスの弁護士は短気な爺さんだから、時々ムッとすることもあるけど、やっぱり楽しいです。
 それにしても、どうして私は弁護士になれなかったのかなあ。実務を結構、こなしているんだけど。もちろん、弁護士にチェックをしてもらわなきゃいけないんだけど、実務書類を次々と起案しています。
 なにはともあれ、明日から盆休みです。この間、HPを「工事中」から「開店」までもっていき、「事務所」にソファーを導入(したいなあ)。

 行政書士のほうも、事業所届を出して、青色申告の準備も始めました。なかなか新件が入らなくて不安なんだけど、ぼちぼちと行くしかありません。スキルをみがき、経験を積み、人脈を増やしていくしかないのです。

偽りの民主主義  GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史

偽りの民主主義 GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史

この本を寝る前に読んでいます。なかなか知られざる歴史で、興味深いです。
8月14日付記
「偽りの民主主義」というタイトルはどうか、と思います。確かに米軍・米政府の占領政策が、映画や歌舞伎に及ぼした影響や、それに踊らされる日本人の姿も描かれています。しかし、それ以上に戦後の芸能社会の三国志的分析が面白いですよ。松竹が呉、東宝が魏、大映が蜀でしょうか。黒澤明監督は呂布かな。とにかく、永田雅一一代記として読んでも面白いです。ただ内容の充実に反して、文章のつながりや編集がうまくない。もう少し、事件の前後関係や背景がすっきりわかるまとめ方があったのではないか、と思います。索引がないのは致命的かな。この手の本は、索引の良し悪しで、資料としての価値が決まると思います。良い編集者の下で、再刊行されることを祈ります。