重粒子照射から2年

 10月9日に、地元病院でPSAを含む血液検査を受け、その結果をもって16日に放医研病院へ行ってきました。PSA値は1.09です。前回6月は1.01だったので、若干上昇したことになります。実際のところ、夜中に小用で起きることが多くなった気もしていますが、それは加齢のせいらしく、直接の因果関係はないようです。

 ここ2回は、これまでのT先生からS先生にご担当が替わり、改めて今後の予想の説明を受けました。S先生いわく、現在は「階段の踊り場」状態であり、これから更に下がると予想しているとのこと。重粒子治療では、効果が完全に出るまで3年かかるケースもあるのだとか。

 正直言って、治療後にPSA値2.5まで上昇した身としては、現在の1.1程度は安心している状態なのですが、先生方としては、1.0を切らないのが不満のようです。血液検査をした大学病院の先生などは、上がりましたねえ、と渋い顔をしていたくらいです。

 問題は、前立腺というよりも、全体のメタボ状態です。一時は改善されたのですが、ここにきて中性脂肪や尿酸値、コレステロール値が上昇してレッドゾーン状態です。ドクターたちは、「酒飲むな」とか「食生活の改善」を指示してくれますが、心当たりはないのです。おそらく原因は「運動不足」です。そしてその原因も心当たりがあります。皆が言うには「夕食後の散歩」、または「早朝散歩」が有用とのことです。いよいよ「あの人たち」の仲間入りか、と思えば、少し淋しいですね。


 放医研病院の帰りに、上野に「皇室のお宝」を見に行きました。当日から3日間、イベントだったらしく、さまざまな大道芸が出ており、観光客もたくさん来ていました。しかし国立博物館前の噴水の脇では、ホームレスらしき男性たち200人くらいが、並んで座っており、何かの配給を待っているようでした。華やぎ、はしゃいでいる観光客たちとの対比は、あまりに大きいものでした。

 そのショックで、オータムジャンボ最終日、宝くじ購入を忘れてしまいました。おかげで2700円損しないで済んだ、と負け惜しみ。