小選挙区と主権在民

 従来の中選挙区よりは政権交代が容易になる、ということはわかっていたことだけど、その小選挙区制導入を進めた小沢一郎さんの民主党が、それを実現したとなると、感慨深いです。すごい伏線でした。

 正直、死票が多いという現実にも驚いたけど、その弊害よりも、ダメな政権担当者を更迭できる、主権在民の実感のほうが大きいかな。

 こうなると、民主党が良い政策を実現してくれることを望むだけです。今回の選挙で、相対的に組合の力は低下したと思うけど、依然として公労協・日教組が支持母体であることにかわりはないのが不安です。公務員のなかには、民間の感覚を全く理解できない人が多い気がします。ガッコのセンセは、言わずもがな、かな。

 日本社会の構造変化が第二段階に入った、と思います。弁証法じゃないけど、コイズミ売国奴により破壊された地域社会や中間層の再構築が必要となるでしょうが、再建ではなく、新たなコンセプトによる建設=構築でなければならないと思います。

 地域商店街の滅亡について、見方をかえて、郊外に新商店街が生まれたのだと理解した上で、そのベネフィットの分配を考えるような、そんな再構築が必要なのです。