オトラント城奇譚を読んでみた
というわけで、ゴシック小説とやらを読み始めました。分類はよくわからないけど、ホフマンの「悪魔の霊酒」を半分くらい読んで、まだ終わらない。長い因縁話ですねえ。累ヶ渕か?
そんで、次にかの有名な「オトラント城」を図書館で捜して読みました。講談社文庫版。かの平井翁訳ではないので、そんなの読んだうちに入らないといわれるかもしれませんが。
なにこれ?なんか面白くなりそうになったところで終わり。なんかシェークスピアのハムレットをものすごくつまらなくしたお話みたいじゃないですか。
時代とかオリジナル性が、評価の基礎となるのは理解できます。しかし、この小説を現代人が読んで、恐怖がどうしたとか、不朽の名作というのには疑問が残ります。
まあ門外漢の「王様は裸だ」だということで、ガキにはわからない、ということなんでしょうけど。