祝!クルーグマン教授 ノーベル経済学賞

 プリンストン大学のP.クルーグマン教授が、ノーベル経済学賞ノーベル財団とは関係ないんだそうですね)を受賞したとの報道がありました。時期が時期だけに、そのコメントとともに大きな報道でした。

 これでスティグリッツに続き、わたしの経済学テキスト著者が受賞者となったわけで、それなりに納得しています。

 昔、大学の一般教養で「近代経済学」をとったときには、あまり面白くない印象がありましたが、スティグリッツクルーグマンのテキストでは、全然、印象が違いますね。やはり、一流は違うということか、と思います。

 クルーグマンは、ハリ・セルダンの後継者を子供の頃に目指したそうな。しかし、心理歴史学という学問分野が架空のものだったため、経済学を選んだのだとか(by 山形浩生)。

 アイザック・アシモフアジモフ)のファウンデーションシリーズ(「銀河帝国の興亡」の方が、しっくりくるんだけど)を貫く心理歴史学。その権威がハリ・セルダン教授なのです。

 わたし、高校1年の夏休みに、「銀河帝国の興亡」3部作(東京創元文庫)を引用した文章を、現代国語で提出した記憶があります。もし、わたしがもう少し数学の才能をもっていたら、経済学部を目指しただろうに。そうすれば、悪夢の国家試験地獄を体験しなかったろうに・・・(泣)。