死刑執行報道

 猛勉強中、である。

 そんな中で、気になったこと。

 宮崎勤氏の死刑執行。

 当然のことだと思う、20年前ならば。あの時ならば。

 彼の犯行であることが間違いない事実だったとしたら、あの逮捕された場で、
誰もが彼は殺されても仕方がない、と思った、と思う。

 しかし、今はどうか。


 鳩山弟の信念かもしれないが、死刑執行を発表する。それも2ヶ月に1回のペースで執行しながら。

 刑務官の方々のお気持ちを考えると、鳩山弟アルカイダの友達の友達のやり方には賛成できない。

 もうずいぶん昔のことだが、死刑執行は世間がその人物のことを忘れた頃、ひっそりと行うものだ、と聞いたことがある。執行にあたる刑務官の気持ちを考えたら「今日、執行しました」なんてTVで報道できるものではない。

 そんなあたりまえの気持ちがわからない法務大臣。彼自身が、執行のたびに絞首台まで受刑者を誘い、執行のスイッチを直接押すわけではない。

 執行指揮書にサインをする気持ちが決して軽いものだとは思わない。

 しかし、生身の人間を連れ出し、執行する刑務官の心は、そのレベルではない、と思う。