会社でお仕事・・・
試験の発表や、入院治療が済むまでは転職もままならない。そこで会社に戻って、様子を見る。予想通りの金欠状態で、あちこちに迷惑をかけながら、その日暮らしで運転されている。一応、資金繰り担当からは降りているので、直接、業者や役所からお叱言を聞かずには済むものの、やはり新人君が電話で謝らされているのを見るのはつらい。
とりあえず、不良債権のひとつを本人訴訟に持ち込み、売り上げ管理システムの試作品を仕上げた。つくづくユーティリティ・プレイヤーだと思うよ、俺は。日本語では器用貧乏かな?
会社がそんななので、図書館で借りてきた本を読むのが楽しみ。
吾妻ひでお「逃亡日記」
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 406回
- この商品を含むブログ (156件) を見る
- 作者: レスリーデンディ,メルボーリング,C.B.モーダン,Leslie Dendy,Mel Boring,C.B. Mordan,梶山あゆみ
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 51回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
- 作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2004/08
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
それぞれ面白かった。吾妻の本はそのちょっと前に読んだ、中島らも「心が雨漏りした日には」(?)と対照したくなるような、躁鬱病の怖さが迫る内容だった。
「自分の体で実験したい」では、病気の原因をつきとめるために、患者の血液を自分の傷にすりこんだり、病原の疑いのある蚊に刺されたりした医者の話が出てくる。ふたりとも、それがもとで死んでしまうわけだが、言葉につまってしまう。頭が下がるなどという表現では足りない。と思いつつも、知識への欲求が身を滅ぼすともいえることに不謹慎な驚きがある。
アジモフのロボットは、まあなつかしいねえ。でもこんなに一度に読むとゲップが出てしまうかな。
それから、きょう借りてきた立花隆「ぼくの血となり・・500冊・・100冊」(長い題名)の中で、
ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 1,261回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
「大伴昌司という有名なイラストレーターが・・」(p89 後ろから5行目)
立花センセは、故大伴怪獣博士を本気でイラストレーターだと信じているのでしょうか?