選挙が終って

 予想通り、民主党は負けてしまいましたね。その結果、かつて安倍首相や福田首相を苦しめた「衆参ネジレ」国会が逆の立場で再現されてしまいました。

 政権奪取のためには、ここで与党に協力なんかしない、というかつての小沢一郎型の戦略が考えられます。だけど、あれはダメよ。あれは亡国のシナリオです。ここで審議に応じることが、たとい、民主政権の延命につながるとしても、国益を考えたら、首相をとりかえたりせず、日本の政治の安定を目指すべきだと思います。民意は浮気です。「風」とやらで、180度方向が逆転してしまいます。いちいち、その場限りの雰囲気でマスコミに踊らされる世論にしたがっていったら、10年以内あるいは5年以内に、わが国は破綻しかね無いと思います。現在の日本のおかれている国難状況を考えたら、挙国一致で解決を目指さなければならないのです。

 小泉内閣のあと、5人目の内閣総理大臣です。もちあげてはおとす。マスコミという名のポン引きについていって、6人目を担ぎ出しても、耐用期間はせいぜい2ヶ月でしょう。ますます悪くなるだけだと思います。

 自民党のみなさん、おねがいだから党利党略ではなく、国の将来のために考えて、次の衆議院選挙を3年間待ってやってください。あなた方だって、結局、任期満了まで、絶対多数の衆議院だけで、ねじれ国会をのりきったでしょ。