特車申請のイライラ

 今年の2月5日に出した申請が、橋梁が1か所、「通行不可」で返されてきた(3月12日)。ふつうは、迂回路の指示があるのだが、悪名高き某国道事務所の常として、そんな親切心はない。もう間に合わないね。急いで許可をとろうとすれば、個別協議箇所がないようにしなければならない。ところが、京阪神地方にそんな常識は通用しない。国道2号でさえ、せいぜい52トンの車が通るのに個別協議が必要とくる。そこで協議に期待すれば、1か月たって駄目っていう返事。
 きょう1日、必死に経路を探したけれど、無理ですね。どこを通っても「個別協議」。おまけに「申請支援システム」と、こっちのコンピュータの相性が悪いのか、フリーズの嵐。電源スイッチ5秒押しを3回もやってしまったら、本当に機械の調子も狂ってしまった。

 実際、昔の許可証の数値を見ると、ありえない貨物重量ばっかり。あ、軽いってことです。だけど、この申請対応状況を見る限り、無理ないと思いますね。真面目にやっても、その恩恵がないんだもん。

 だけど橋梁の制限重量なんて、どうやって決めているんだろう。皆さんの周囲で、大きなユンボを積んだトレーラーが橋を渡るという理由で、一時通行止めされた経験なんてありますか。結構、そういう制限はポピュラーなんだよ。多分、経験ないでしょう。それに、そういう車は基本的に昼間は走っちゃいけないんけど、結構、日中に見かけません?

 こういうのがね、不合理な規則がまかり通っている弊害なのよ。不要な規制をやっているから、みんな本気で守らない。だけど、その結果として、本当に通っちゃいけないような橋を重い車が通って、大事故の原因になったりする。どこまで守るべきか、自己判断になってしまうから。

 ちなみにね、わたしの聞いた噂では、周囲の道路からは絶対搬入不可能な建設重機を使って、国交省が土木工事をやっているケースもあるらしいよ。現地で組み立てるんでしょうね。

 だいたい、ふつうに道路を運べないような機械や製品を作るのがおかしいんだと思うよ。