連休中に

26日の土曜日が寒かったせいで、母が体調を崩したようだ。食欲がなく、だるそうにしている。もう76歳になる人だから、ちょっとしたことが重大事になりかねない。

ここ数年の、わたしの伯叔父の相次ぐ死は、母にとっては兄弟の死だったわけで、その法事をこなしたり、その他の仕事で休む間もなく、休むのが怖いかのように動き続けた疲れが出ているのだと思う。

そんなところに、「後期高齢者」騒動だ。冗談めかして「末期高齢者」と自嘲気味にいう人も多いが、実際のところ、年金の天引と併せて、高齢者にとって、本当に精神的に落ち込む事項となっているようだ。

ひどい国だと思う。役人や政治屋の無神経さには、もうたまらない。自民党民主党も、二世か役人あがりばかりで、下層民の気持ちなんかわかろうともしないように見える。だからといって、現世利益の宗教や、こりかたまった人たちはもっと気持ちが悪い。下層民と言ったって、街宣車乗り回して金をせびりにくる無教養な連中と連帯なんかできない。

まじめに、一日10時間以上も働いて、それでも年収が平均以下の人たち。そんな人たちでも、将来の生活を余り心配しなくてもいい国ができないものか。
人を出し抜いたり裏切ることが得意な奴だけがいい思いをするのを見るのはもういやだ。

憲法学者の糞のような学説を整理しながら、そんなふうに考えた、4月昭和記念日。