精神衛生上の書き込み

 弁護士事務所を手伝っている。もともと困った人に手を貸すのが嫌いじゃないから,この仕事は向いていると思っている。自分が弁護士になっていれば,もっとよかったのにと思うが,試験に受からないのだから仕方が無い。
 私が手伝っている弁護士は,元国会議員の爺さま。率直に言って,もはや通常の民事事件をこなす熱意や能力(知識)はない,と言える。ところが,虚名は残っているので,毎日のように新件がくる。訴訟にいたらない案件であれば,弁護士と相談の上,実際は事務員が処理する。訴訟案件の多くは,若手の独立したばかりの弁護士に共同受任をお願いして処理をする。
 その結果,この爺さんは地方選挙のたびに,ボス然として出しゃばって,皆のひんしゅくを買うぐらいしか,することがない。その上,長年の自分の選挙の重石がとれたので,本来の傲慢さ・独善・わがまま・下品さが全開で,加齢臭も加わり,ほとんど粗大ゴミの態をなしている。
 たまに欲に目がくらみ,自分で事件処理をしようとするが,虚勢をはって自分の自慢話しかせず,事情をよく理解できていないことが多いため,致命的な失敗をしそうになる。さすがに,そこで私が手を出して,止めることになるが,実にバカバカしい限りである。
 世間によくある話だと思うが,二流政治家というものは,まさに人間の屑であると思う次第である。