今、進行していること

 日本、というよりも日本も属していたろう世界秩序が大きく変わっていく過程にあると思う。もちろん、いつだって世界は変わっていくんだけれども、長い間不敗の民族だったイギリス−アメリカ合衆国系の力が相対的に低下し、眠れる獅子だったアジアの民族が復活してきた実感は、ここ1〜2年のことではないか。
 岡田外相だかが、インドで上から目線の演説をしていたけれど、それに違和感を覚えるくらい、一部ではあるがインドの躍進は大きい。もちろん、南インドの農村部の貧しさは、中国の山間部のそれと同様、時間が千年くらい停まったままの感じもあるのだが。
 翻って、国内では憲法上の原理が変質されつつある。もはや、立法と行政の権力分立は画餅に帰しているし、個人独裁のような非民主的な政党が、日本文化を破壊している。前政権である自民党でも人材は枯渇しつつあったようだが、民主党のおぞましさを見ると、まだましかもしれないと思う。
 首相は脱税し、陰にいる闇将軍二世は金権丸出しであると同時に国家改造の独善に陥っているようだ。

 これからさき、どんな世界となっていくのか。あるいは小沢氏の政策に感謝する日が来るのかもしれない。しかし、中国流よりも米国流の方が、もはや我々の体質に合っていると思うんだけど。